2025.01.10
農学部附属フィールドサイエンスセンター(FSC)では,FSC教員と技術職員の協力により,トマト栽培の生産から出荷までの工程において,JGAP認証を取得しました(2025年5月).GAPはGood Agricultural Practicesと表記し,日本語では農業生産工程管理や適正農業規範などと訳されます.似たような制度として民間企業のISOが有名ですが,ISOは企業活動全般における組織の品質・環境・労働安全などの管理向上を担保する国際標準規格です.農業のGAPでは,認証の基準は国や業界ごとに異なりますが,農業の現場や食品の生産工程における食の安全や環境負荷軽減,持続可能な農業などの取り組みを担保する認証制度です.今回取得した認証はJGAPと言われ,この認証取得により,FSCのトマト栽培では,品質管理の向上,食品安全性の確保,持続可能性の推進などの基準をクリアし,さらに学生の農場実習では認証までの手法と基準を満たすための生産管理工程を学ぶことができるようになりました.
また認証取得のため,技術部生物生産管理部門生物生産管理分野の松岡技術専門職員はJGAP指導員の資格を取得しました(2025年1月).JGAP指導員とは,農場がJGAP認証を取得・維持するための指導や相談を行う専門家です.その主な役割は,農場への指導,審査準備の支援,継続的な改善の助言,最新情報の提供などがあり,認証取得に向けて書類作成など実務のアドバイスや現場の指導が可能になりました.経験を積むことで上級指導員として登録することも可能であり,ますますの活躍が期待されます.

