化学バイオ・生命部門は機器分析分野,生物化学分野,組織解析分野の3分野から構成されます.主に機器分析分野は湖山キャンパスで,生物化学分野,組織解析分野は米子キャンパスで教育・研究に関する技術支援を行っています.
機器分析分野
機器分析分野では,主に全学や学外に公開された「共同利用設備(分析機器)」の管理運営・依頼分析,学生実験における指導などを通じて教育研究支援を行っています.特に,共同利用設備(分析機器)は「鳥取大学 研究設備・機器共用方針(2023年6月29日 学長裁定)*」に沿って技術提供を行っています.
研究支援
- 化学,生物/生命科学に関する分析機器の運用,維持および管理に関する技術支援,分析相談への対応
- 学内で行われる研究への分析技術を用いた支援
教育支援
- 実験,実習,演習に関する技術支援
- 学生への分析装置の操作指導,安全指導
その他
- 労働安全衛生活動(職場巡視等)に関する業務
- 地域貢献事業に関する業務
- 各種委員会に関する業務
全学や学外に公開された「共同利用設備(分析機器)」を技術職員が組織的に管理・運営しています.これにより,限られたリソース(資金,人,スペース)を有効に活用することができ,高度な装置をより多くの利用者が快適に活用できるような実験研究環境の整備につなげています.
生物化学分野
生物化学分野では,米子キャンパス内にある学部,研究施設の教育,研究,創薬プロジェクトに対する技術的支援を行っています.
教育支援
医学科,生命科学科,保健学科学生への学生実習に係る技術支援 ・指導補助を行っています.
研究支援
遺伝子実験施設,動物実験施設,臨床・基礎の研究室に対しての FCM(ソーティング),動物・細胞等の生物試料の機能解析・作製・調製,機器の管理・運用,実験の技術支援を行っています.
創薬支援
創薬に関するプロジェクトのスクリーニング実験の実施を中心とした分子生物学的な技術支援を行っています.
組織解析分野
組織解析分野では,人体や実験動物の生体組織についてマクロ領域からミクロ領域まで解析する技術の提供を通じて大学内の教育・研究活動ならびに地域社会に貢献します.
マクロ領域 ― 解剖関連業務
- 系統解剖,病理解剖,法医解剖支援
- 医学科解剖実習支援
- 手術手技向上等のために行う臨床解剖の支援
- 解剖結果判定に用いる各種検査(病理組織検査,生化学検査など)
- 解剖関連施設の維持,管理
- 解剖機材や器具の点検,保守
- 献体保全や解剖体情報の管理
ミクロ領域 ― 顕微鏡関連業務
- 走査型電子顕微鏡および透過型電子顕微鏡(いずれも医学部共同利用施設)の保守,管理
- 電子顕微鏡試料作製
- 電子顕微鏡に関する技術相談
- 研究に用いる光学顕微鏡組織標本作製
- 学生実習に用いる光学顕微鏡組織標本作製(組織学実習,病理組織学実習)
- 光学顕微鏡組織標本に関する技術相談
その他
- 学生実習支援(医学科,生命科学科,保健学科)
- 大学行事支援(慰霊祭)